おとうと、と言うよりねえちゃんだろ。


突発的に映画を観てきました。新宿ピカデリーで。
山田洋次監督「おとうと」
自分的には観たい作品の1つだったので、楽しみにしつつ鑑賞。
感想を述べるなら、イマイチ・・・かも。
年代がずれてるのかもしれませんが、私にはグッとこなかったです。
しかしながら、周りからは鼻をすする音や、カバンを開けて拭くものを取り出すような
がさごそという物音が。え・・・?
ごめんなさい。どこにそんな泣きポイントが?(汗)
確かに鶴瓶さんの演技は素晴らしかったし、蒼井優加瀬亮の若い恋みたいなものも
すごく良かったですよ。冒頭の蒼井優の結婚の挨拶なんかはちょっと泣けましたよ。
個人的には加瀬亮の「俺、やったー!!って思ったんだ!」っていうシーンとか
きゅんきゅんしたけどね。
でもね!!この映画のどこを観ればいいのか、わからなかったんです。
印象に残ってるのは、とにかく出来の悪い世話の焼ける、しかしながら心優しい弟と、
それをどこまでも受け止める優しすぎる(そして美人すぎる)姉ちゃん、それだけなんです。
最後の付き添うシーンとか、多分見せ場なんだろうけど、なんだか白々しいというか、
さらーっと流れていってしまって、人の死とか、愛情とか、そういうの感じられなかったなあ。
あえて言うならば、おとうとは良いんだけど、姉が問題なのかも。美人なんだけどね。
辛口かもしれませんが、ちょっと残念でした。
この映画は市川崑監督の『おとうと』にささげるオマージュらしいので、
そっちも観てみようかなと思います。


気になった予告:『NINE』(『シカゴ』のロブ・マーシャル監督作品)
          『RAILWAYS -レイルウェイズ-』(『ALWAYS三丁目の夕日』監督作品)
          『BECK』(コミック「BECK」の実写映画化)
          『ソラニン』(コミック「ソラニン」の実写映画化、主題歌をアジカンが担当)